全校朝礼(図書研修課長講話)

2021年9月24日 13時27分

 本日(24日)、全校朝礼が放送により実施され、図書研修課長 髙橋広美先生による講話がありました。

 髙橋先生は、「皆さん、文化祭や体育祭お疲れさまでした。文化祭のパンフレットのサブタイトルに『心のワクチン配布します。』とありましたが、読書もある意味「心のワクチン」だと私は思っています。コロナ禍で体験を広げることが難しく、情緒面での不安定さも抱えやすい状況にあって、楽しみを広げ、心を安定させるという点で、読書は「心のワクチン」になり得るのではないでしょうか。

 また、『国家の品格』を著した藤原正彦さんは、情緒を養い「大局観」を持つことの重要性を説いておられます。情報に流されず本質をつかむ大局観を持つためにも情緒が必要であり、それは文学に触れることで養うことができる、と藤原さんは述べられています。日々の生活の中で一冊の本と出合い、皆さんの心が揺さぶられたり、心が震えたりする瞬間は必ずあると思います。スマホゲームでの疑似体験ではなく、情緒を育む読書体験に出会えることを願っています。」と読書の大切さについて話されました。

 

 来週の月曜日は、朝の10分間読書の日です。皆さんにとって心が躍るような本をぜひ手に取ってみてください。