令和3年度 入学式
2021年4月8日 18時34分本日(8日)は、午後から「入学式」が行われました。
〈入学式〉
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、吹奏楽部による開幕演奏は中止になりました。
(開式のことば)
(入学許可宣言)
校長先生が、251名の入学を許可されました。
(校長式辞)
校長先生は最初に、「新入生の皆さん、入学おめでとう。大正十二年に愛媛県立三島中学校として開校した本校は、再来年、令和五年度に、創立百周年を迎えます。その記念すべき節目の年に高校三年生となる皆さんの本校への入学を歓迎いたします。」と、入学を祝福されました。
そして、校長先生は、「新入生の皆さんは、去る三月十七日に 、たくさんの人達に祝福され、それぞれの中学校を卒業しました。巣立ちの時を迎えた皆さんに、皆さんの担任の先生は 、どんな話をしてくれましたか。皆さんと別れなければならないことへの悲しみやさびしさ、皆さんに出会えたことへの喜びや感謝、皆さんの希望に満ちた将来への激励や期待、そんな語りつくすことのできない思いを、心を込めて話してくれたのではないでしょうか。
本日は、新入生の皆さんに、エベレストをはじめとした、世界の標高八千メートルを超える十四の山々、 そのすべての登頂に 、日本人として初めて成功した、登山家竹内洋岳(ひろたか)さんの 高校時代の恩師が、高校生活最後のホームルーム活動で、学び舎を巣立とうとしている生徒たちに贈った、 短いはなむけの言葉を 紹介したいと思います。それは、『前だけが人生だ』という言葉です。 私たちは、物事がうまくいかなくなると、昔の出来事のせいにしてしまうことがあります。しかし、過去にとらわれすぎていると、私たちは前に進むことはできません。皆さんも、これから始まる高校生活の中で、何らかの困難や障害に出会うことが必ずあると思います。そんなときは、過去を悔いたり言い訳をしたりするのではなく、『前だけが人生だ』という言葉を思い出して、『将来自分はどんな人間になりたいのか』、『将来自分は何がしたいのか』、そんなことに思いをめぐらせながら、一歩一歩、それぞれの歩みを進めてください。」と、新入生に向けて、これからの高校生活を過ごす上で大切なことを話されました。
(新入生代表宣誓)
新入生を代表して、坂本直弥さんが、「ただ今、伝統ある三島高等学校に入学を許可されました私たち新入生251名の者は、校則や社会のルールを守り、仲間と共に勉学やスポーツに励み、人格の形成に努め、高校生としての本分を全うすることを誓います。」と堂々と宣誓しました。
(来賓祝辞)
[井原 巧 菱門同窓会特別顧問]
本校を卒業された先輩である井原菱門同窓会特別顧問は、「私は高校生の時、野球部に所属しており、あのグラウンドで泥まみれで頑張った青春時代を思い出します。当時、いろいろな人に叱られましたが、振り返ってみると叱ってくれる人がいてよかったと思います。誰にも叱ってもらえなければ、成長しなかったと思います。さて、新入生の皆さんはとても緊張していると思いますが、環境が変わることは人間にとってすごく重要なことです。学校生活において関心を持つことや、貪欲に、プラス思考で考えることが大切です。3年間苦しいこともあると思いますが、プラス思考で頑張ると、必ず成長できます。皆さんの活躍を期待しています。」と、「成長」について話されました。
[鈴木 俊広 愛媛県議会議員]
本校を卒業された先輩である鈴木愛媛県議会議員は、「私からみなさんにお伝えしたいことが3つあります。1つ目は、『貢献』です。3年間、勉強や部活動に励み、チームや学校、地域社会に貢献してください。2つ目は、『挽回』です。私は野球部に所属していました。野球はエラーがつきものです。しかし、同じエラーを再びしてはいけません。3つ目は、『感謝』です。今日こうして皆さんが座っていられるのも、保護者の方、先生方、地域の方々のおかげです。それを忘れないでください。」と、高校生活に重要な3つの心得を教えてくださいました。
[篠原 晃 PTA会長]
篠原PTA会長は、入学のお祝いのことばをおっしゃった後、「高校生としての期間をどのように過ごすかは人それぞれですが、今の時点で『まだ三年ある』と捉えるか、『もう三年しかない』と捉えるかで、一日一日の過ごしかたが違ってきます。卒業後に『どう在りたいか』について、早い段階でしっかりとした目標を設定し、日々を過ごしてください。」と高校生としての心構えを話してくださいました。
(来賓並びに祝電披露)
多くの方々からいただいた祝電は体育館に掲示されました。
〈校歌紹介〉 CDによる校歌の紹介をしました。
〈職員紹介〉
五味むつみ先生をはじめとする1学年団(正・副担任、養護教諭、スクールライフアドバイザー)の先生方の紹介が行われました。
新入生のみなさん、明日から高校生活が始まります。目標を立て、夢の実現に向けて皆でがんばりましょう。
【写真:内海先生、小田先生 文:池田先生】