PTA研修旅行

 11月4日(日)、PTA研修旅行を実施しました。保護者の方々と教職員がバスを利用して、神戸方面に向かいました。当日は晴天に恵まれ、快適な研修旅行となりました。

次の写真は、訪問した「人と防災未来センター(神戸市)」前で撮影したものです。

まず、こころのシアターで、3Dドキュメンタリー映画『3.11 未来への記憶 大津波』を視聴しました。
これは、東日本大震災(2011年・平成23年 3月11日)を3年余りにわたって記録した「世界唯一の3D映像」だそうです。

屋上に避難している数十名の人々、そして、そこを襲った、真っ黒い山のような大津波。東日本大震災については、これまでにもう何度も、その凄まじさを伝える映像を見聞きしてきましたが、この映画でさらに衝撃を受けました。

撤去が進み石積みだけが残る場所に立ち、「気仙沼市太田町1丁目1番地。電話番号24-1111。ここに、私のすべてがありました…」と語った菅原文子さん。津波は、菅原さん夫妻が営む酒店も襲い、階段を上ろうとする夫豊和さんの手を文子さんが2階から握った瞬間、すさまじい勢いの波が豊和さんをさらっていったそうです。
「何も言えずに別れてしまったから ありがとうと伝えたくて 切なくて 悲しくて…」
豊和さんの御遺体は1年3か月後に奇跡的に発見されたそうです…

映画は、自然と人間、破壊と再生、生と死、過去と未来などを問いかける内容でした。被災地の人々がふるさとを取り戻し、未来を築いていこうとする営みに、感動しました。

次の画像は、その『大津波』の資料の一部です。

次に、1.17 シアター『5:46 の衝撃』で、震災を追体験しました。
阪神・淡路大震災(1995年・平成7年 1月17日)が午前5時46分に発生した瞬間の、各地の建築物の崩壊の凄まじさを、模型の実写撮影に基づく大型映像と大音響で、再現したものでした。まるで、崩壊・炎上する町の中にいるかのような体験でした。

写真は、上映前の館内です。

続いて、大震災ホールで、『このまちと生きる』を視聴しました。
被災直後に病院からあふれた人を玄関先で治療する看護師、がれきの中から懸命に救助しようとする人々、炎が近づいてくる崩壊家屋の中から「はやく逃げて」と叫ぶ家族との別れ、大混雑する避難所の体育館等、次々と直面する問題が提起されました。そして、町が復興していく過程が紹介されました。

その後、館内の、震災の記憶フロア、防災・減災体験フロア、水と減災について学ぶフロア等を巡りました。


写真は、ゴミ箱をトイレ代わりにする方法です。便器が破損しても、ゴミ箱に袋をかぶせて代用できます。ゴミ箱に座るためには、環形の段ボールを3枚重ねて接着し、座面を作ればよいそうです。

また、水深30cmほどの浸水でも、人は流されそうになるという体験コーナーもありました。

館内の待合室の壁面には、床面を基準として浸水時の高さが示されていました。
ここで、四国中央市のことを考えてみました。想定される、南海トラフ巨大地震による四国中央市の最高津波水位は 3.6m だそうです(「愛媛県地震被害想定調査結果」)ので、それを写真内に赤色の矢印で加えました。より具体的なイメージを持って、災害に備えることが大切だと感じました。

 

昼食後は、復興した神戸の街を散策することができました。
神戸のアーケード街には、神戸に縁のある、ノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶佑(ほんじょ たすく)先生の懸垂幕が掲げられていました。

また、足元をよく見ると、そこには、平成7~8年頃に記された「甦れ!神戸」、「美しい神戸の復興を願って」、「希望」、「がんばれ神戸」等、たくさんのメッセージが、今も残されていました。

 

大震災から、私たちは経験や教訓を継承し、防災や減災に努めなければならないと感じました。
終日、『防災、減災』について考えた、貴重な一日となりました。
御参加いただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。

以上、総務課からの御報告でした。