本校OB河村悠太さん「育志賞」受賞

 本校を平成22年3月に卒業された河村悠太さんが、学術研究発展への貢献が期待される優秀な大学院博士課程学生をたたえる日本学術振興会の第9回「育志賞」を受賞されました。3月9日(土)の「愛媛新聞」7ページにインタビュー記事が掲載されています。御覧ください。

2019年3月9日付「愛媛新聞」7ページ 承認許可番号「d20190311-004」

記事の一部を紹介します。

社会心理学が専門で「利他行動の促進・抑制要因解明 評判への関心による影響」をテーマに、他者の評判との関係を調べている。「全ての人に身近な『心』への関心が高かった」という河村さんは、心理学を学ぶため三島高校から京都大教育学部に進学。寄付や重い荷物を持ち運ぶ手助けといった利他行動のきっかけに興味を持ち、評判との関係性に着目した。

先行研究では評判を気にすると利他行動が増えるとされていたが、河村さんは「好かれたい」「嫌われたくない」という二つの気持ちに分類して考え、嫌われたくない人は周囲に利他行動がないと自分もしないと予想。400人へのアンケートや架空の寄付金を求める実験で検証した。

結果、好かれたい場合は周囲の行動に関係なく利他行動が増えたが、嫌われたくない場合は周囲に利他行動がなければ抑制されると判明。周囲の振る舞い次第で利他行動が促進されないこともあると結論付けた。

8日に東京都台東区の日本学士院で秋篠宮ご夫妻臨席の授賞式があった。4月から神戸大人文学研究科で日本学術振興会の任期付き特別研究員を務める予定の河村さんは「研究は漠然とした疑問が明確になる面白さがあり(受賞は)今後の励みになる。利他行動につながる動機をより広く調べたい」と喜びを語った。

 

河村先輩、「育志賞」というすばらしい賞を受賞されおめでとうございます。先輩のすばらしい御活躍は、私たち後輩にとって誇りであり、大きな目標、励みとなります。偉大な先輩に一歩でも近づけるよう、私たちも日々努力していきたいと思います。